2017年の海運業界は?

マリンサービス 河原です。

 

今年を振り返ると、

海運業界にも大きな出来事が沢山ありました。

 

 

関係者の方々が考える10大ニュースなどもあると思いますが、

個人的に印象深かったニュースを幾つか挙げたいと思います。

 

第5位 バラスト水管理条約の発効が決定

今年の9月に、フィンランドが条約を締結したことで、発効要件を満たしたため、

2017年9月8日に条約が発効されることになりました。

これまで発効要件をなかなか満たさなかったため、先延ばしになっていたこの条約ですが、

発効後、5年以内にバラスト水処理装置の搭載が義務付けられます。

未だに、USCGとの問題も残っており、船舶オーナーには悩ましい問題ではありますが、

ついに発効要件を満たしたということで印象深い出来事でした。

 

 

第4位 韓進海運の破綻

以前から経営状態が良くないことは噂されていましたが、

大韓航空のグループでもあることから、そんなに簡単にはと思っていたのですが…

予想以上にあっさりと倒れてしまったことも大きな驚きとして印象に残っています。

 

 

第3位 ドライバルク市況の低迷

海運マーケット全体で厳しい状況が長引いている訳ですが、

ケープサイズのマーケットが、5,000ドルを簡単に下回ったことは

大きな衝撃でした。

これにより、海外オペの破綻や傭船料の減額要請など、

船舶オーナーは非常に厳しい環境に追い込まれました。

頼みの綱であった円安も、一時100円程度まで円高が進んだことから

この先どうなるのか、非常に不安を感じました。

 

 

第2位 邦船大手3社のコンテナ事業統合

最近のニュースということもありますが、

あの大手3社が手を組むということに驚きました。

それと同時に、世界の海運市況の厳しい状況を

改めて感じさせられた出来事でもありましたので

強く印象に残っています。

 

 

第1位 船舶燃料油中の硫黄分規制強化、2020年からに決定

燃料油・潤滑油を扱っている当社において、もっとも印象深かったニュースは

やっぱり硫黄分規制に関するニュースでした。

2025年か2020年のどちらに決まるのか、様々な意見が飛び交う中、

最終的に2020年で決まりました。経済か環境かという問題で、

環境が優先されたという印象でもありますが、このご時世ですから

それも当然の結果だったのかもしれません。

 

ただ、2020年と言えばあと3年余り。

これからの3年は、船舶燃料に大きな変化が出てくることでしょう。

混乱なく2020年が迎えられることを祈っています。

 

 

マリン担当のブログは、

これが本年最後になる予定です。

拙い内容にお付き合いいただきまして有り難うございました。

 

 

今年1年、皆様におかれましてはどのような1年でしたでしょうか?

 

残りわずかではありますが、事故なく無事にお過ごしください。

また、来年が皆様にとって輝かしい年となることを願っています。

 

 

 

 

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