マリンサービス事業部、河原です。
船舶の燃料油ってどんなものでしょう?
多くの大型船舶で使われてのが
C重油と呼ばれる燃料油です。
国際的には
燃料油の粘度などによって
種類分けされています。
また、この燃料油のことを
業界ではバンカーと呼んでいます。
その他にも
LNG(天然ガス)を燃料とした船などありますが、
現在の主流はC重油です。
私たちが多く取り扱っている燃料も
このC重油です。
このC重油、
言い方は悪いですが
ガソリン、灯油、軽油などの搾りかすです。
原油を精製すると
どうしても出てきてしまう物なんです。
これをもっとも消費してくれているのが
船舶なんです。
しかも、
品質の落ちる燃料にも拘らず、
非常に高い熱効率というから驚きです。
船舶エンジンの熱効率は約50%
一般的な自動車が30%程度、
ハイブリッド車で40%弱と言われていますから、
効率の良さがご理解いただけると思います。
ただ、船舶の燃料も
昨今の環境規制の影響は当然のことで、
排出ガス規制の強化に伴い
今後、大きな変化があるかもしれません。