適合油がスタートして

IMOによる燃料油の硫黄分規制強化により
今年の1月から0.5%以下の硫黄分の燃料油使用が
義務化されて2ヶ月が過ぎました。

 

スタート直後は、
供給が追い付かないという
適合油が非常にタイトな状況がありましたが…

 

新型コロナウイルスの影響から
需要が落ち込んだことで
その問題は解消。

 

供給ができない状況が改善されはしたものの、
このような改善の仕方は
正直なところ有り難くないですね。

 

現時点では
全世界に感染が広がってしまい
収束の目途すら分かりません。

 

早く落ち着く方向に進んで欲しいですね。

 

 

 

供給面の不安は無くなりましたが、
別の問題を耳にするようになりました。

 

主機のトラブルを
ちらほら聞くようになったのです。

 

 

Catfineの影響であれば、
それが良いということではありませんが
理由がはっきりしていて対策が取りやすいのですが、

 

どうもそうではないらしい。。

 

燃料油の分析結果からは、
特段悪いところが見当たらない。

 

それなのに、
リングの折損やライナーの異常摩耗が起きている。

 

 

なぜ??

 

 

40BNのシリンダ油に代わったことで
清浄性の不足が影響??

 

ただ、ブランドによっても
違いはあるだろうけど
BNが下がることによる清浄性の低下は
他の添加剤でカバーしているはずなのに…

 

ただ、燃料油にも問題が見当たらないとなると、
潤滑油の可能性もあるのかな?

 

実際に、
このような症状が出た場合には
70BNを使用したり、
注油量を増やしたりして対応しているらしい。

 

70BNにすると
デポジットによるトラブルは心配ないんだろうか?

 

今の段階ではよく分かりませんが、
ハッキリした理由が分からないまま
同様の症例が起こっていることは心配です。

 

何かご存知の方がいらっしゃれば
教えてください。

 

よろしくお願いします。